自然科学研究科の大学院生および総合理工学部の学生が2019年日本化学会中国四国支部大会において口頭発表賞とポスター賞を受賞しました

公開日 2019年12月05日

  2019年11月16、17日に開催された、2019年日本化学会中国四国支部大会(徳島大学)において、自然科学研究科環境システム科学専攻物質化学コース博士前期課程1年生の谷本和雅さんが「口頭発表賞」を、総合理工学部物質科学科物質化学分野(現:物質化学科)4年生の小迫亮さんが「ポスター賞」をそれぞれ受賞しました(指導教員:飯田拡基准教授)。
  谷本さんは、ビタミンB2誘導体とヨウ素を触媒として用いることにより、薬理活性物質の鍵構造として知られるスルフェニル化ピラゾール類を空気中の酸素を用いる環境負荷の低い手法で合成することに成功しました。また小迫さんは、ビタミンB2誘導体が自動的に配列して組織化された「超分子」を形成することを見出し、その構造を明らかにしました。これらはいずれもバイオマス資源であるビタミンB2を用いた機能性触媒・物質の開発を目指した試みであり、持続可能な開発を目指す近年の国際目標にも関連した研究です。

 

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