島根大学発ナノテクベンチャー「株式会社S-Nanotech Co-Creation」を設立し、投資ファンドの出資を受けました。【12/14(金)記者会見】

2018年12月20日

 本学から平成30年10月1日付けで島根大学発ベンチャーの称号を付与された「株式会社S-Nanotech Co-Creation(エスナノテク コ・クリエーション)」(以下SNCC、代表取締役社長 藤田 恭久、平成30年10月1日設立)が地域経済の活性化を目指す投資ファンド「しまね大学発・産学連携ファンド」から11月30日に2億円の投資を受けたことについて、12月14日(金)に記者会見を行いました。

 SNCCは、異分野間の研究者が共同して新しい価値を見出す共創(Co-Creation)を理念とする本学のナノテクプロジェクトセンターの研究成果をもとに市場のニーズに基づいた研究開発を行い、実用化することによりナノテクをベースとした新しいものづくりの事業を生み出していきます。現在計画されている事業としては、学術研究院理工学系藤田 恭久教授の研究成果である酸化亜鉛薄膜を用いた「高速蛍光体」事業と、学術研究院農生命科学系吉清 恵介准教授の研究成果であるエゴマ油粉体による「機能性食品」事業があります。酸化亜鉛薄膜を用いた高速蛍光体は光を用いた分析装置や診断装置の高分解能化・高感度化に寄与し、エゴマ油粉体は、地域の特産品である栄養価の高いエゴマ油を粉体化することで吸収性を高めるとともに、食品添加物としての利用範囲を広げるものです。
 SNCCでは、これらの事業に加えて、ナノテクプロジェクトセンター及び国内外の有望なシーズ(新しい事業の種)に対して研究開発投資を行うことにより、優れた事業を島根に集め、島根から技術革新を発信することを目指しています。
 株式会社S-Nanotech Co-Creationは、このようなユニークな試みを通し、継続的に事業を成長させ、地方大学の発展や地域経済の活性化への貢献を目指します。

DSC_1018.JPG記者会見の様子(左より、株式会社地域経済活性化支援機構 代表取締役専務 渡邊 准氏、株式会社山陰合同銀行 代表取締役副頭取 山崎 徹 氏、島根大学長 服部 泰直、株式会社S-Nanotech Co-Creation代表取締役社長(学術研究院理工学系 教授)藤田 恭久)

DSC_1037.JPG 研究開発について説明する学術研究院理工学系 藤田 恭久 教授

DSC_1048.JPG研究開発について説明する学術研究院農生命科学系 吉清 恵介 准教授