総合理工学研究科 物質化学コースの学生が腐食防食学会 材料と環境2018で「若手講演奨励賞」を受賞しました

公開日 2018年06月14日

 2018年5月23~25日に東京都江東区の日本未来科学館で開催された材料と環境2018(主催:腐食防食学会)で,物質化学コース・博士前期課程2年の山根 万葉香さん(指導教員:田中秀和教授)が口頭発表した「FeCl2水溶液中における人工鉄さびFe3O4の生成に対するCe(III)の影響」が若手講演奨励賞を受賞しました。
 この研究では,製鉄の際に脱酸剤や脱硫剤として添加されているミッシュメタル中のセリウム(Ce)は,鉄さび粒子の生成にも強く影響し,きわめて微量のCe(III)添加は腐食を促進する導電性酸化鉄であるマグネタイトさびの形成を抑制し,安定なオキシ水酸化鉄(FeOOH)さび粒子を生成することを明らかにしました。