本研究科博士後期課程学生が錯体化学会第67回討論会においてポスター賞を受賞しました。

公開日 2017年11月13日

2017年9月16-18日に北海道大学札幌キャンパスで開催された錯体化学会第67回討論会(主催:錯体化学会)において,博士後期課程1年(兼: 日本学術振興会特別研究員DC1)の矢野なつみさん(無機化学1研究室所属. 指導教員: 片岡祐介助教,半田真教授)が「アンカー型ロジウム二核錯体の開発と水の光還元反応」という演題でポスター発表を行い,「ポスター賞」を受賞しました。
本会は,参加者1000名を超える国内最大規模の錯体化学に関する討論会です。この研究では,アンカー型ロジウム二核錯体が水の光還元反応において極めて優れた水素発生触媒として機能することを発見し,更には水素発生の反応機構を分光・電気化学測定および量子化学計算によって解明しました。本研究成果は,近年注目されている人工光合成(光物質変換・エネルギー科学)の領域の発展に大きく寄与する事と考えられます。