田中直人特任教授が2014年日本建築学会著作賞を受賞

公開日 2014年07月17日

平成26年5月30日,東京で開催された一般社団法人日本建築学会通常総会において総合理工学研究科建築・生産設計工学領域の田中直人特任教授は,著書「建築・都市のユニバーサルデザイン-その考え方と実践方法」により2014年日本建築学会著作賞を受賞しました。

 本書は,田中直人特任教授が長年にわたり取り組んできた建築や都市のユニバーサルデザインについて,その具体的な事例や手法を多く取り入れた基礎的専門書で,この分野を学ぼうとする初心者だけでなく設計者や行政関係者,あるいはこの分野に興味を持つ一般の人など幅広い層に有用な内容を分かりやすく解説してあり,田中直人特任教授のユニバーサルデザイン普及に向けた思いが全編より伝わる著作と評価されています。すでに社会に展開されている事例も含めて,ユニバーサルデザインの将来に向けての方向性を考えるための基盤となる要素が整理されており,教科書として,あるいは実務における参考書としてなど,活用の幅がひろい書籍です。

 以上のように,本書では,今後の総合的な都市や建築物の設計の方向性に対して示唆を与える内容が体系化され,かつ具体的な実践方法も充実しており,非常に優れた著作であることが学会より評価され,受賞に至ったものです。田中直人特任教授の今後の益々の活躍を祈念いたします。

 

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