2014年8月23日に佐賀大学で開催された地学団体研究会（大平寛人会長）総会において，博士後期課程(マテリアル創成工学専攻)修了生の河野重範さん，および博士前期課程(地球資源環境学専攻)修了生の佐野絵里香さんを筆頭著者とする論文に対して「地球科学賞」が授与されました．地球科学賞は，地学団体研究会が発行する学術雑誌「地球科学」に掲載された論文から，審査によって毎年1～3本が選定されるものです．両論文とも筆頭著者が大学院在籍時に投稿されたもので，総合理工学研究科出身者の論文が同一年度に2本選ばれる栄に浴しました． 

受賞論文１： 

河野重範・入月俊明・野村律夫，長崎県対馬の万関瀬戸開削・拡幅に伴う貝形虫群集と内湾環境の変化．地球科学，2013年5月，第67巻3号，p.89-99. 

受賞論文２： 

佐野絵里香・石賀裕明・三瓶良和・酒井哲弥・入月俊明・林　広樹，2011年東北地方太平洋沖地震による東北地方太平洋沿岸の津波堆積物の地球化学的検討．地球科学，2013年7月，第67巻4号，p.131-144. 

写真：佐野さん賞状