公開日 2016年11月28日
2016年11月12-13日に徳島大学常三島キャンパスで開催された第49回酸化反応討論会において、理工特別コース・学部4年の酒井拓哉くん(指導教員:飯田拡基准教授)が「種々のカウンターアニオンを有する1,10-架橋型フラビニウムカチオンの酸化触媒能と高分子担持触媒への応用」という演題でポスター発表を行い、「優秀ポスター賞」を受賞しました。
この研究では、カニ殻由来の天然高分子であるキチンを担体として用い、環境調和型の有機分子触媒であるフラビン触媒を超分子的に固定化したキチン担持触媒をはじめて合成するとともに、それらが種々の酸化反応に対して良好な触媒として機能することを明らかにしました。キチンは山陰地域で豊富に漁獲されるカニの殻から得られる天然資源であり、地域資源を活用した研究として今後の大きな発展が期待されます。