総合理工学研究科 物質化学領域 田中秀和教授が粉体工学情報センター学術奨励賞を受賞しました。

公開日 2017年11月06日

 本研究科物質化学領域の田中秀和教授が「無機粒子の形態制御・表面改質による高機能化、その腐食防食分野への応用など、粉体工学を基盤とした研究に携わり,産学に貢献する研究業績」に対して,粉体工学分野における独創的研究,新規性研究の創出奨励を目的として制定された「粉体工学情報センター学術奨励賞」を授与されました。

 田中教授はこれまで,無機粒子の形態制御,表面改質による高機能化に関して先駆的な研究を行ってきました。とくに粒子の表面水酸基に注目し,その定量化,反応性や吸着性の評価を通じて,粒子設計,表面設計指針を明らかにしました。最近では,その成果を腐食防食分野にも展開しており,人工さび実験による鋼材の腐食機構や耐食性発現機構を検討しています。さらに,民間企業との共同研究を積極的に推進し,自らの粉体工学の研究成果・経験を異分野や社会に還元するための研究活動も遂行しています。このような活動により,本賞を受賞するに至りました。

粉体工学情報センター:http://www.icpt.jp/ip/index.html
研究室のホームページ:http://www.ipc.shimane-u.ac.jp/imchem/

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