学外研究者による特別講演(平成25年1月12日)

公開日 2013年01月28日

   平成25年1月12日(土)に,理工特別コースにおける企画「学外研究者の特別講演」として,大阪大学超高圧電子顕微鏡センターの森博太郎先生に「透過電子顕微鏡による物質極微プロセスの解析」というタイトルでご講演いただき,理工特別コースの1,2年生が聴講しました。


 講演では,電子顕微鏡と光学顕微鏡の構造と分解能の違いを説明された後,透過電子顕微鏡に使われている電子線の散乱と収束の原理,電子顕微鏡の分解能に寄与する回折収差と球面収差を解説されました。さらに,透過電子顕微鏡の応用例として,光通信デバイスや鶏の骨細胞の3次元画像の構築方法を説明された後,インジウムとスズの合金が形成される過程や金の粒子が温度変化と共に相転移する様子のリアルタイム観察を紹介されました。


 その後の質疑応答では,電子顕微鏡自体の大きさの理由や顕微鏡を用いて微細構造を観察する際の注意点,4年間の大学生活において色々な分野を幅広く学習することの大切さについて,学生から多数の質問がありました。
 

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